股関節の痛み
こんな事はありますか?
・歩く時に脚のつけ根が痛い
・靴下をはくときに屈めない
・朝ベッドから起きるときに脚のつけ根が痛い
股関節の傷病が原因かもしれません!
股関節の傷病にはいくつか種類があります。
①股関節捻挫
捻挫とは骨と骨をつなぐ関節部に強い外力が加わり損傷する事をいいます。
股関節は身体の左右バランスを調整する関節なので日常的に左右に捻じれる事が多くあり、その捻じれた状態からさらに捻じれを強制するような動きがあった時に捻挫が起こります。
その為、元々の姿勢の捻じれが強い方の場合、自分では捻じったつもりのない動きでも痛めてしまう事が多くあります。そのような方は腰痛や膝痛も併発している事も多いので注意が必要です。
また強靭な靭帯や筋肉に覆われている為、捻挫特有の腫れや熱感も感じにくい場合も多いです。
当院でできる事
股関節捻挫をおこす方のほとんどはすでに股関節が捻じれている方なので股関節の状態を確認し、股関節が捻じらないように身体のバランスの調整を行います。必要に応じてテーピングやサポーターなどを使い患部を保護していきます。
②変形性股関節症
変形性股関節症の患者さんの男女比では女性が圧倒的に多く男性の10倍にものぼります。
股関節の状態にもよりますがほとんどは30代から40代で動作痛や圧痛など症状が頻繁にみられるようになります。年齢が高くなるほど股関節の変形が進み、腰痛や膝の痛みを合併する人が増える傾向があります。
変形性股関節症の痛みは最初は太ももの後ろ側やお尻のあたり、また内またのところにおこります。ただこの痛みは足を休ませたりしばらくすると消えます。痛くなったり、おさまったりを繰り返しながら徐々に股関節へと痛みが移動していきます。
当院でできる事
股関節捻挫と同じように身体のバランスを整えて股関節の捻じれを調整します。
腰や膝のメンテナンスも同時に行い、股関節の支える筋肉のメンテナンスをしていきます。
また歩く時の股関節への衝撃を減らすように靴の選び方、履き方をチェックし必要があれば靴の中敷き(インソール)を紹介します。
その他にも股関節は常に働いている関節なので痛める要因は様々です。
どのような痛みも早めの処置が今後に大きく関わりますので気になる症状がある方はぜひご相談ください。